読書の道を通すこと。
節操なく、本を読んできた。
読書量がそこまで多くない私は、とにかく濫読することが大事だと思っていた。
それこそ、歩きながら、目についた花を片っ端から摘んでいくように。
しかし、好きなものばかり読んできた果てに。
私は、限界めいたものを感じた。
じっさいには読書に限界なんかあるわけないのだとは思うのだけれど、私は、そういったものを感じてしまったのだ。
なにを読んでもなんだか似ていると思ってしまう。
ストーリーの先がパターンとして読めてしまう。
刺激がない。感動が、ない。
そこで今年に入ったあたりから、読書の道を通そう、と思いはじめた。
寄り道ばっかりの読書はいったんやめにして、きちんと道を歩いて行こう、と思ったのだ。
読書の道を通す、と言ったときに、具体的にやることはとりあえず決まっている。
1.読書の計画を立てること。
2.読書の感想を残すこと。
3.読書をシステム化すること。
以下、ひとつひとつ見ていきたい。
1.読書の計画を立てること。
読む本を、そのとき得たい情報や感動に従って決めてゆく、ということだ。
たとえばいま私は、「少女」について知りたいと思っている。
なので、「少女」を描いた本の情報を収集して、そのなかから読む本を決めた。
2.読書の感想を残すこと。
じっさいに目に見えるかたちで記録が残っていると、あとで参照しやすい。
自分はこのときこう感じたんだなあ、ということがわかる。
自分の読書の形跡をデータベース化するためんも、読書の感想は残したい。
3.読書をシステム化すること。
言い換えれば、読書の型を決める、ということだ。
本の情報を収集し、情報カードに記録し、その情報カードをもとに本を読む順番を決め、じっさいに本を読み、感想を残す。
これを繰り返せば、自然と読書が回りはじめる。
ここからは、では私はいまどうやってこれらのことを実行しているのかを書き記したいと思う。
繰り返しになるが、私はいま「少女」について知りたい。
そこで、「少女」をテーマにした本をさがすことにした。
まず思いついたのが、『ダ・ヴィンチ』という書籍情報誌。
インターネットで情報を収集することも考えたのだが、書籍の情報のほうが平均的には良質だ、という持論に従って、とりあえずインターネットでの情報収集はあとに回そうと思ったのだ。
そこでとりあえず、『ダ・ヴィンチ』の最新刊とバックナンバー、合わせて五冊を揃えた。
こちら、『ダ・ヴィンチ』の最新刊。
今月はコナン特集ということで、コナン好きな私には嬉しい一冊でもあった。
『ダ・ヴィンチ』を隅から隅まで読む。
気になった書籍の情報を、以下の項目に従って書き記していく。
●表面
・タイトル
・著者名(訳者名)
・出版社
・値段
●裏面
・情報を発見した日付
・情報を発見した媒体
・どうしてこの本に惹かれたのか
とりわけ大事なのは、どうしてこの本に惹かれたのか、という項目。
ここは、私にしか書けない、私の感性が出てくるところだからだ。
そして、付箋も併用している。
・青いふせんは、テーマに合う本のしるし。
・黄色いふせんは、kindleで買える本のしるし(kindleでの値段もしるしておく)。
こんな感じだ。
ちなみに、ちらりと覗くきれいな足は白井黒子さんだ。
書き記すときにつかういわゆる「情報カード」は、これをつかっている。
名刺サイズの、お手ごろなカードだ。
情報を集めたならば、いよいよ読書の順番を決める段階に移る。
私はいま、この段階にいる。
そしてきょうは、その順番を書き記したいと思って、このブログを書いたのだ。
以下に並べる本の情報は、
・『ダ・ヴィンチ』
・インターネット
・自室の本棚(既読)
・自室の蔵書(未読)
から、取ってきている。
番号は、読む順番。
●テーマ「少女」
3.『少年少女飛行倶楽部』加納朋子(インターネット)
4.自由に読む
5.『消えてなくなっても』椰月 美智子(ダ・ヴィンチ)
6.『女には向かない職業』P.D.ジェイムズ(ダ・ヴィンチ)
7.自由に読む
8.『ヘヴン』川上未映子(本棚)
9.『少女七竈と七人の可愛そうな大人』桜庭一樹(蔵書)
この順番で、読んでいきたいと思っている。
さて、まずは、『海の底のピアノ』と『少年少女飛行倶楽部』を手に入れなくっちゃ。
今回は、私の読書道を紹介させてもらった。
また機会があれば、この続きも書いてみたい。
超電磁砲の四人組といっしょに、ぱしゃり。
ちなみに今回モデルになってもらった超電磁砲のみなさんは、こちら。
かわいいでしょ。気に入ってます。