慎重にならざるを得ないというところもありまして。
なにかを得るためにはなにかを失わなければならない。
どこかで聞いたことあるような、そんなこの台詞。いままでの私には、いまいちぴんと来ていなかった。すべて得ればいいじゃん。そんな傲慢を、心のなかでは平然と語っていたように思う。
でも、最近、思った。
無理なのだ。
ぜんぶ得るというのは、無理。
たとえば私は毎日ブログを書くという習慣を、得たい、と思っている。
だが私は小説も書きたいし本も読みたいし勉強もしたい。やりたいことはこれ以外にもあって、もうとにかく、いろいろなことに手を出している現状がある。
一日の時間は、残念ながら限られている。そのなかで、十個も二十個もものごとをこなすのは、そう、無理なのだ。
なにかをはじめるということは、それが日常に入ってくるということ。
そのものごとに、自分の大切な日常の一部を捧げてもいいか。
よくよく、よく、考える必要があると思いました。
そしてほんとうにやりたいことだけに時間をつかうこと。
みんな大事、だなんて言ってるひまはないはずだ。これが大事、と決めなければ。
たぶん、こんなことって、みんなは受験期あたりに気がつくことなんだろうけれど。
私は、少し遅かったみたいだ。